「りんごに出会えるスポット」を探しているあなた!りんごに出会えるどころではなく、りんごづくしの博物館が存在することを知っていますか。
一体どんな博物館なのでしょうか。りんごづくしのユニークな博物館「いいづなアップルミュージアム」をご紹介します。
いいづなアップルミュージアムって?
飯綱町の小高い丘に建つ「いいづなアップルミュージアム」。りんごの魅力が詰め込まれた、りんごづくしの博物館です。
アップルミュージアム(りんご博物館)をまるごとレポート
それでは、いいづなアップルミュージアムに行ってみましょう。
大きく開かれたエントランス。
広い駐車場があるので車はもちろんのこと、バスでもアクセスできます。バス停はエントランス目の前。
入口を抜けたら、まずはインフォメーションでアップルミュージアム(りんご博物館)入館料をお支払いします。
大人300円、小中学生150円、飯綱町民は無料。
いよいよアップルミュージアム(りんご博物館)入館です。
一歩足を踏み入れると、雰囲気がガラリと変わります。開放感のある高い天井と木のぬくもり溢れるつくり、そしてたくさんのりんごに関わる展示物。
順路が示されているのに、あっちこっち目移りしてしまうほど。
入口付近は、りんごの歴史やりんご栽培などについての解説が並びます。飯綱町とりんごの関係や和りんごについても展示されていますよ。
飯綱町天然記念物「高坂林檎」のコーナー。ある篤農家さんによる、高坂林檎絶滅寸前からの復活ストーリーも要チェックです。
りんごが描かれたマンホールも展示されています。さすがりんごの町。マンホールまでりんごなのか、と妙に納得してしまいました。今度、街中でりんごのマンホールを探してみようかな。
りんごの落下を見て「万有引力の法則」発見のヒントを得たとされるアイザック・ニュートンのコーナーも。いいづなアップルミュージアムの外にある「ニュートンりんご並木」に植樹された木々を譲り受けた際のエピソードや写真も展示されています。
「ニュートン式反射望遠鏡をのぞいてみよう リンゴのふるさとが見えるよ」と。さて、一体何が見えるでしょう?
ここはキッチン&ダイニングのコーナー。りんごのお菓子や食器などが並んでいます。それにしても、りんごカッターが気になるなあ。りんご料理レシピは持ち帰りOKです。
りんごの効能について学べるコーナーです。健康にも美容にもいいりんご。りんごに秘められたパワー、すごいですね。
アップルミュージアム(りんご博物館)中央では、ミュージアムのシンボル「いのちのりんごの木」が存在感を放っています。このモニュメントをぐるっと囲むように飾られた、りんご畑の春夏秋冬パノラマ写真も圧巻。
見るだけでなく、香りでも楽しませてくれます。このとびらを開くと、りんごの甘い香りが。
音楽のコーナーです。タイトルにりんごが入っていたり、レコードやCDにりんごが描かれていたり。奥にはカーブミラーのような大きな鏡も見えますね。
アップルの初代マッキントッシュまで。これはテンションが上がります。
1998年長野オリンピックの選手村などで使われていた紙皿。りんごの繊維を利用して作られているそうです。
奥のスペースは、まるでりんごの図書館です。
りんごにまつわる映像系や漫画本、ポスターがズラリ。
本棚もりんごづくし。ここに置かれている本・絵本は全て手に取って読んでOKです。テーブルと椅子も用意されているので、お気に入りの一冊を見つけましょう。
ん!?一番奥に何やらすごく気になるコーナーが。
林檎の殿堂!?
20年ほど前、「林檎の殿堂」と題して、りんごのイメージアップに貢献した方々を表彰していたのだそうです。副賞としてりんご一箱とインスタントカメラが贈られ、りんごと一緒に撮影した写真を送り返してもらうという、なんともすごい企画。
送り返された写真は、林檎の殿堂コーナーで大切に飾られていました。
写真を送り返してくれた方々はこちら→みのもんたさん(情報番組でりんごの効果を広めた)、乙葉さん(長野県出身のタレント)、北嶋廣敏さん(『林檎の神話学』著者)、ハルウララ(りんごが元気の源だったという競馬界の人気者)、キティちゃん(身長リンゴ5個分・体重リンゴ3個分がプロフィール)。そうそうたる顔ぶれですね。
ここからはユニークな展示品を写真でご紹介します。
博物館以外にも充実したギャラリーやガーデンが
アップルミュージアム(りんご博物館)隣にあるもうひとつの空間はアップルギャラリー。こちらは、主に市民ギャラリーとして使用されていて、作品展やコンサートなども開かれているそうです。
常設展示ホールには、美術家 田窪恭治さんによって描かれた幅およそ7mのダイナミックかつ繊細な2作品が展示されています。
広々とした芝生ガーデンです。りんごのイベントなども開催されているそう。ここから眺める建物は「りんごを4分の1にカットした外観」と表現されています。
リンゴケーキとアップルティーで一休み
併設カフェ「i-Café」にて、リンゴケーキとアイスアップルティーをいただきます。
果肉がゴロゴロ入った、しっとりとしたリンゴケーキ。生のグラニースミスとふじを煮たものが生地に混ぜ込まれています。りんごジャムが入ったアイスアップルティーは、甘さ控えめでスッキリ。このときはグラニースミスのジャムでしたが、別のジャムが入ることもあるそうですよ。美味しかったー。ごちそうさまでした。
8月中旬から5月のゴールデンウィークあたりまでは、名物生絞りりんごジュースも楽しめるとのことです。なんと、注文を受けてから絞るジュース。旬の時期には、目の前のニュートンりんご並木から自分で収穫したりんごをジュースにしてもらうことも可能だそうですよ。
まとめ
どこまでもりんご、りんご、りんご…本当にりんごづくしの博物館で、りんごへの好奇心が引き出される、そんな空間でした。
「りんごが持つ物語性や象徴性などをコレクションとして色々展示しています。ここに足を運んでいただければ、りんごの魅力を普段以上に感じることができるんじゃないかな」と小林館長はおっしゃいます。
何に心を動かされるかはきっと人それぞれ。りんごの魅力を味わいに、いいづなアップルミュージアムを訪れてみてはいかがでしょうか。
最後に記念スタンプもお忘れなく。
アップルミュージアム webサイト
とことんりんごにこだわった館内は、文字どおり“りんごづくし”。
入口にはりんごに関連した可愛い小物雑貨の販売や、生果実の搾り立てりんごジュースを飲むことができるカフェ『i-cafe』があります。
▶︎ アップルミュージアム webサイト