飯綱町農村民泊から生まれた「りんご酢ドリンク」

飯綱町農村民泊から生まれた「りんご酢ドリンク」

都会の子どもたちに田舎暮らしを体験してもらう農村民泊

飯綱町には、首都圏など都会に住む中学生や高校生に、田舎に泊まり、自然や農業の大切さを学ぶ機会を提供している「農村民泊受入の会」があります。

農村民泊に登録している農家さんは、首都圏から教育旅行の一環で飯綱町を訪れる中学校や高校の生徒の宿泊先となり、一緒に農作業をしたり、食卓を囲んだりして、子どもたちが田舎の暮らしを体験するサポートをしています。

また、農家や地域の課題を学ぶワークショップなどにも協力しています。

実際に来町した子どもたちに話を聞くと「星空がきれいだった」「ごはんがおいしかった」「山菜がおいしかった」「自給自足をしていた」「地域の人がやさしかった」「空気がきれいだった」など、都会ではなかなかできない経験や学びを得ていることがよくわかります。

一方、受け入れ先の農家さんたちも「子どもたちから元気をもらった」「子どもたちのアイデアをぜひ実現させたい」と話し、刺激をもらっているようです。

そして、飯綱町ふるさと振興公社は、そうした縁でつながった中学校や高校へ出向くなど交流を重ね、子どもたちの学びの成果やアイデアを生かした商品開発などに、協働で取り組む活動も積極的に行っています。

 

「芝浦りんご園」のりんごをお酢ドリンクに

「りんご酢ドリンク」は、この農村民泊を利用している芝浦工業大学附属中学高等学校(東京都江東区豊洲)が、開校100年を記念して「芝浦りんご園」を町内に開園したことをきっかけに誕生しました。

りんご園の開園には「りんごオーナー制度」が活用され、中間管理は飯綱町ふるさと振興公社が行い、来町した生徒たちは葉摘みや収穫などを体験して学習しています。

ここで収穫されたりんごの6次産業化が企画され、健康食品として注目されているりんご酢ドリンクにしたいという同校の要望により、「りんご酢ドリンク」の商品化が実現しました。

ラベルは4種類あり、これらはすべて中学でデザインを公募して選ばれたものだそうです。
それぞれに趣の異なるラベルのデザインにも注目してください。

 

甘酸っぱくて健康志向の方にもおすすめ

数年ほど前から、健康志向の高まりを受け、ブームとなっている“飲むお酢”

これまでの「身体に良いことはわかっているけど、飲みづらい」というイメージが一新し、さまざまな飲みやすいフレーバーが登場しているほか、カフェやジューススタンドなどでも提供されるようになっています。

ダイエットや疲労回復など効能も多様なため、健康意識の高い人のトレンドとなり、毎日お気に入りのお酢ドリンクを飲んでいるという人も増えているようです。

芝浦工業大学附属中学高等学校が企画したこの「りんご酢ドリンク」は、水や炭酸で4倍に薄めていただきます。
酸味と甘みのバランスが抜群と言われている飯綱町産りんごならではの味が存分に生かされていて、りんごと酢の組み合わせが絶妙のバランスです。

今回は水で割りましたが、夏の暑い日に炭酸割りにしたら、さっぱり・すっきりしているので、ゴクゴクと飲み干してしまいそうです。

酢の酸味を生かすなら、サラダのドレッシングやマリネ液として使うのもおすすめです。

 

★ドレッシングレシピ
(分量はお好みに合わせて調整してください)
・りんご酢ドリンク 大さじ3
・オリーブオイル 大さじ2~3
・塩 小さじ1/2
・粒マスタードorからし 小さじ1/2

上記の材料を泡だて器でしっかり混ぜれば完成。
まろやかな酸っぱさなので酸味が苦手な方にもおすすめです。

野菜サラダはもちろん、タマネギやキュウリ、ニンジンなどをスライスして蒸したイカリングとあえて、マリネにしてもいいですね♪

ブログに戻る